こんにちは。mizumu326です。
この記事では、前回のハウスメーカー選びに続き、土地選びについて書いていこうと思います。地名は伏せていますが、土地選びで何を重視したか等、参考になれば幸いです。
ログハウスとともに憧れた広い土地
土地探しで最初に重視したのは景観と広さでした。元々登山が好きで、実家には畑があったこともあり、休日は山を見ながら畑もやりたいと思い、山が良く見える100坪くらいの土地を探していました。
SUUMOで探していると、幸い私が住んでいる町では(立地を気にしなければ)ちょいちょい100坪前後の土地も売りに出たりしていました。それに加えて、スウェーデンハウスの営業さんも新しい土地情報を連携してくれました。ただ、自分の納得のいく山の見え方をする土地はなかなか出てきませんでした。写真のように、どーんと見えて欲しかったんですね。
希望の土地が出てくるも...
土地を探し始めて1年ごろ経った頃に、スウェーデンハウスからの紹介で希望していた条件に合う土地が出てきました。旗竿地でしたが、旗の部分だけで80坪ほどあり、隣家は平屋の条件付きだったため、2階からなら山を望むことができそうでした。その他、契約にあたって以下のような点を確認しました。
・駅、会社、病院、スーパー、学校からの距離
・土地の種類(市街化調整区域かどうか)
・日当たり
・接続する道路の幅
・価格の相場
※国交省のサイト(https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet)では、地域ごとに最近の土地取引の履歴を見ることができます
あれよあれよと話が進み、他の人に先を越されてはまずいので、ということで「買付証明書」を提出しました。買付証明書とは「この土地をいくらで買います」という意思表示の書類です。法的な拘束力やお金の支払いはありませんが、提出から1-2週間の間で更なる検討と契約の準備を進めることになります。
しかし、この時点で自分の中ではまだ買うか買わないか、五分五分の状態でした。迷っていた理由の1つが駅からの距離で、この土地は最寄駅からおおよそ5キロ強離れた土地でした。普段通勤等で電車を使うこともなかったので、土地探しでの優先順位は高くなかったのですが、仮にもし転職で電車通勤になったら? 子供が電車通学することになったら? はたまた家を売ることになったら? と考えたときに、駅から5キロというのは少し遠いのではないか、というところが気になっていました。
もう1つの理由は、今本当に家を買うべきタイミングなのか、という覚悟の問題でした。これに関してはまた別の記事で詳しく書きたいなと思いますが、当時はまだ就職して4年目で、この先異動や転職を含めて、この土地でずっと働き続けるのかはわかりませんでした。また状況的にそこまで切迫して家を建てる理由もなかったため、何となく土地情報は見ていたものの、どんな家を建てたいかまできちんと調べたり、イメージできていなかったというのもあります。
そんな事情もあり、結局購入は見送ることにしました。スウェーデンハウスの営業の方は店長まで同席で必死に引き留めてくださったのですが、申し訳ないと思いつつ、決断しきれない中でハンコを押すわけにもいかないので、お断りをしました。
この時にもう1つ難しかったのが時間の短さでした。希望に合う土地というのはいつ出てくるか分からないわけですが、好条件の土地は本当にすぐに売れてしまいます。この時も土地が出てきてから契約までは1か月程度しかありませんでした。この間にハウスメーカーとある程度の間取りも決めたうえで請負契約する、というのはやはり事前に相応の準備ができていないと無理だなと感じました。
情報集めの期間
先の失敗から、このままでは次に条件に合う土地が出てきてもおそらく契約できないと感じたので、そこからは家づくりのためのインプットの時間として情報を集めることにしました。具体的には、例えばスウェーデンハウスの完成見学会や入居者宅内覧会に参加させていただき、どんな間取りが良さそうか、どんなデザインがいいのかを実例を見て集めていきました。私たちが実際にスウェーデンハウスと契約するまでに情報収集としてやってみたことは以下の通りです。
・完成見学会、入居者宅内覧会参加 6回
・宿泊体験会参加
・モデルハウス訪問(八王子、当別、みどりの、水戸)
・スウェーデンハウスの宿(トムテルム)へ宿泊
・スウェーデンハウスの街並み見学(印西牧の原)
・オーナーのブログで情報収集
大変そう...と思われる方もいるかもしれませんが、スウェーデンハウスはどの家も素敵なので、結構楽しんでできましたし、毎回学ぶことがありました。これから建てようと考えている人はぜひ、こういった見学会等に参加されてみることをお勧めします。参加した分だけ自分の家を建てる時にアイデアが増えるのではないかと思います。
優先順位を変えて、ついに
土壇場でのキャンセルから情報集めを始めて1年と少し経過した頃、営業さんから、「優先順位を見直してみませんか」とご提案いただきました。最初に言われた際はこれまで拘って探してきたこともあり、正直あまり気乗りしませんでした。ただ、それまで優先順位の高かった景色や広さを多少犠牲にしても立地の部分をもう少し重視しないと、いざというところで踏ん切りがつかないのかなとも思い、調べるエリアを含めて少し変えてみることにしました。
調査エリアを変えると直ぐにいくつかの土地がヒットしました。早速サイクリングを兼ねてヒットした土地を巡ってみました。ただいずれもこれまで検討した土地に優るとまではいかず、契約には至りませんでした。
それからほどなくして、新たな土地の情報を営業さんからいただきました。4区画が同時に売り出されており、広さは70坪前後とこれまで希望していた条件と比べるとやや小さいものの、最寄り駅まで約1キロと近いうえに価格がこれまで検討していた土地よりもかなり安い土地でした。4区画の中でも広く、日当たりの良さそうな土地を選んで買付証明書を出そうとしたところ、数時間の差で先に申し込みがあったと不動産会社から回答があり、残念ながら買うことはできませんでした。しかし、1区画だけ残っている土地があり、正直なところあまりよく検討はできていなかったものの、逃すには惜しいということで買付証明書を出すことにしました。
買付証明書を出してから契約まで
買付証明書を提出してから約2週間後、諸々の検討を経てこの土地を契約することとしました。買付証明書を出してから土地の契約までに行ったことを書き出すと以下のようになります(買付証明書を出す前の確認内容は上で書いた通りです)。
・現地の再確認(日当たり、水はけなど)
・建築条件の再確認
・住宅ローンの仮審査 ※不動産会社から求められたため
・建物の形、配置、間取りの仮決め
・資金計画
・通勤のシミュレーション(渋滞状況などの把握のため)
・ゴミ捨て場の位置等の確認
・両家の親への説明
現地の再確認については、朝、夜などタイミングを変えて行ってみたり、雨の日に行ってみたりすることで最初には見えなかったことが分かることがあります。我が家の場合は雨の後水はけがやや悪そうでしたが、最終的に盛り土をしてもらえることになり不安は解消されました。
建物の内容に関して、我が家はスウェーデンハウスの中でもヘンマベストと呼ばれる予めある程度建物の大きさ、形、間取りが決まったものの中から選ぶ形のプランを採用しました。選ぶといってもそれで確定ではなく、選んだ後に(一定のルールの中で)間取りの変更は自由にできます。
通勤のシミュレーションも特に車通勤の方は重要だと感じます。Google Mapで表示される所要時間は場所によっては当てにならないこともあります。特に我が家の場合は朝の渋滞がひどく、(渋滞の影響を受けない)自転車通勤と所要時間がさほど変わらなそうなことが分かりました。
両親への説明では、お金の部分であったり、立地の部分であったり、本当にこれで大丈夫なのかと色々コメントをもらいました。もちろん自分でも大部分はカバーしているつもりですが、抜けている部分もありました。おせっかいだと言ってしまえばそうなのかもしれませんが、お互いに大きな買い物で失敗したくないという思いは同じなのだと考えるのが重要だと感じました。また、家を建てるのは自分なんだという自覚を持ちなさいというのも痛い(貴重な)アドバイスでした。
不動産会社との土地の契約と、スウェーデンハウスとの請負契約は同日に行いました。契約に際して、事前に市役所に行って印鑑登録をしました。また事前に契約書の写しをもらって読み込んでから臨んだので、当日は特に迷うことはなく、いくつか不明点の確認をして署名・捺印をしました。
最後に
あらゆることが不確実な時代に、家を建てる(と決意する)ことはエネルギーのいることだなと、改めて感じました。優柔不断な私は最後におみくじに背中を押してもらいました(笑) そんな中でも、できるだけ後悔しないようにするためには、やはり気になる候補地には足を運び、自分の目で見て確かめることが大事だと思います。また、事前に情報をできるだけ集めて、希望のイメージを作って準備しておくことも非常に大事です。次以降の記事でも、その助けになるような情報を出していければと思っています!