鮮魚ボックスはいいぞおじさんのブログ

大好きな鮮魚ボックスのレポートとそのほか諸々。

イノベーション・オブ・ライフ(クレイトン・M・クリステンセン 著)

こんにちは。mizumu326です。

こちらも少し前に読んだ本の記録です。

 

【タイトル/著者】

イノベーション・オブ・ライフ/クレイトン・M・クリステンセン、ジェームズ・アルワース、カレン・ディロン 著、櫻井祐子 訳

 

【読んだ理由】

・「新 企業の研究者を目指す皆さんへ」の中の「人生を評価する」という章で紹介されていた本の1つで、充実した人生、幸せな人生を送るために参考になるのではないかと思ったから。

 

mizumu326.hatenablog.com

 

【参考になったこと】

・幸せな人生を送るには、人生の目的を明らかにすること。これによって、自分が時間を割くべきことの優先順位が決まる。

・目的を構成する3つの要素がある。以下の3つを理解することが、人生の目的を明らかにするために信頼できる方法である。

①こうなっていたい、こうありたいという自画像を考える。

②自画像に対して深い献身を持つこと。

③進捗を測る尺度を持つこと。

 

【関連して】

・つい先日、経済評論家の山崎元さんの訃報が伝えられました。恥ずかしながら私はニュースで見るまで存じ上げなかったのですが、その後山崎さんのNoteに、幸福の決定要素に関する記事がありました。記事の中で山崎さんは、

人の幸福感は殆ど100%が「自分が承認されている感覚」(「自己承認感」としておこう)で出来ている。

幸福の決定要素は、実は一つだけだった|Hajime Yamazaki(山崎元)

と述べられていました。

 

マズローの欲求5段階説によれば、人間の欲求は低い階層から順に①生理的欲求、②安全の欲求、③社会的欲求、④承認欲求、⑤自己実現欲求があり、低い階層の欲求が満たされると次の階層の欲求を求めるようになるそうです。欲求が満たされる=幸せな人生とは必ずしも限らないかもしれませんが、山崎さんの記事でいう自己承認感は④の承認欲求が満たされていることに近いのかなと考えました。

 

・では⑤の自己実現欲求はどうなるのかというと、山崎さんの記事の中では、自己承認感について、会社などでは「罠」として使われる場合もあることに注意すべきという記載があります。また、クレイトン教授は人生の目的を明らかにして、自分が何に時間を割くべきかの優先順位を決めるべきだと述べています。両者を踏まえると、④の承認欲求にとらわれ過ぎずに、自分が人生で実現したいことについて考え、邁進することが⑤の自己実現欲求を満たし、幸せな人生に繋がるのではないかと思います。